なんてボヤキが、80年代中盤、創成期のHip-Hopを支えたオールドスクーラーから聞こえてきそうな今日この頃。
当時の街中では今のDJing(曲と曲のMixやスクラッチ)の原型とされるDJのプレイにのせて、B-Boyたちがこぞってブレイクダンスを披露していた。(と言い伝えられている。NYでは。)
(今更ながら”B-Boy”とはブレイクダンスをする”ブレイクボーイ”の愛称であった。ということを念のため言及しておきたい。)
そんなかつてのB-Boyたちはグランドマスター・フラッシュや、Run-DMCに憧れ、アディダスのスニーカーを履き、カザールのサングラスをかけ、バッチリ決めて街を闊歩していた。
でもってあと一つ彼らにとってマストなアイテムだったのは、”デカラジカセ”だったのである。
馬鹿デカいラジカセを肩に担いで爆音で音楽を鳴らしながら、ノリノリで歩いているB-Boyの姿は一度は映画や雑誌で見たことがあるはずだ。
事実Run-DMCやグランドマスター・フラッシュの当時のジャケをみると、いかにデカラジカセが身近な存在だったか、お分かり頂けるハズ。
そんなデカラジカセで当時一世を風靡したLASONIC社が、この度かつての定番アイテムを21世紀版に解釈した商品をリリースした。
コレだ。
ちなみにこっち↓が80年代当時、アナログのLASONIC社製のデカラジカセを担いでいるB-Boyの貴重な写真。
21世紀版はiPodはもちろん、USBやメモリースティックも対応で、屋内、屋外でも楽しめる。
なんかBBQする時とか、一台あったら楽しそう。なんてふと思った。
最近何かと、コンパクトで無駄を省いたモノがもてはやされる時代になってきたが、こんな意味なく無駄にデカいアイテムが今の世に復活してくれたことが嬉しい。
日本では3万円強で流通しているようだが、アメリカでは160ドル程度。十分視野に入る金額だ。
欲しい。とりあえず星3つ。
ちなみに現代のB-Girlにはこんなシャレのきいたバッグをお薦めしたいっ。
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